『東奥日報』2007年6月25日付

弘大とみち銀が「連携協定」締結


弘前大学(遠藤正彦学長)とみちのく銀行(杉本康雄頭取)は二十五日、青森市のホテル青森で、弘大の研究と地元企業の技術的なニーズを結びつけ、事業化を目指す「連携協力協定」の締結調印式を開いた。産学官と金融が連携し、地域産業の振興を図ることが狙いだ。

連携事業は、みち銀が地元企業と弘大の仲介役となり、大学の研究成果や企業の技術的課題などに関する情報交換や支援を進めることが柱。共同研究の末、事業化した場合、みち銀は資金面の相談に応じ、経営のアドバイスもする。

みち銀は七月二日から、各営業店に「ビジネス技術研究相談カード」を設置する。カードに書かれた企業の技術的ニーズや商品開発のアイデアなどを弘大に紹介する。

弘大は、相談内容に応じて学部・学科を選別し、企業が抱えている課題を解決するための専門的な相談を無料で行う。