『毎日新聞』三重版2007年6月12日付

国立大運営費交付金:津市長「市自身の問題ととらえる」


津市の松田直久市長は11日、国が示した国立大学への運営費交付金配分案に三重大が懸念を示していることに「津市自身の問題ととらえたい」と前向きに取り組む意向を示した。6月定例市議会の代表質問で、川瀬利夫議員(一津会)の質問に答えた。

松田市長は津市中村町の土砂崩落で同大から技術支援を受けていることなどを挙げ「三重大は地域に密着しており、今回の問題は、中央との格差をさらに広げる重要な問題」と話した。今後は「国の動向を見ながら県と連携して取り組みたい」と述べた。答弁を受け川瀬議員は、「三重大の問題は議会としても強く要望する必要があるのではないか」と話した。【高木香奈】