『毎日新聞』福島版2007年6月13日付

教育関連3法:参院公聴会、公述人が意見−−いわき


参院文教科学委員会(狩野安委員長)の地方公聴会が12日、いわき市内のホテルで開かれ、3人の公述人が意見を述べた。学校教育法の改正案をはじめ、教育改革関連法案などを審議する準備として、民間の意見を聞く場として開かれた。

公述人に選ばれた前石川町教育長の吾妻幹広さん(淺川町)は改正に賛成の立場から、教育への予算獲得に努力してほしいと注文。学習塾長の渡辺稔さん(いわき市)は、児童生徒の学力向上のためには、教員に教材研究の時間を与える必要性を訴えた。

元教員で主婦の中島啓子さん(同)は、教育委員に保護者や女性を選任することに賛意を表した。委員からの質疑応答もあり、最後に狩野安委員長が「皆さんの意見を今後の委員会に反映していきたい」とあいさつした。【田中英雄】