『京都新聞』2007年6月8日付

オール京都体制を強化
産学公連携機構が総会


京都の産業界や大学、行政などでつくる京都産学公連携機構は7日、京都市下京区の京都リサーチパークで2007年度総会を開き、オール京都の産学公連携体制の基盤強化や知的クラスター創成事業を発展させる方策の検討などを盛り込んだ07年度の事業計画や予算を決定した。

機構を構成する京都商工会議所や京都大、府、京都市など44団体の代表者らが参加。初めに代表幹事の立石義雄京商会頭が「機構は設立5年目の節目を迎えた。さまざまな取り組みが最大限の効果を生み出すよう事業を展開していきたい」とあいさつした。

07年度事業計画の協議では、これまでの成果を確認し、今後のあり方を検討、調整する方針を決定。「産学連携コーディネータ交流会」開催や文理融合・文系産学連携促進などを内容とする事業計画案を承認した。

引き続き京都リサーチパークで開催された京都ナノテク事業創成クラスター第5回事業推進協議会では、堀場雅夫本部長が「事業は最終年度となった。京都の産業界、地域の発展につながる事業を」とあいさつ。立石京商会頭を会長に選んだ後、07年度事業の概要報告があった。