時事通信配信記事 2007年6月6日付

阪大と大阪市が連携協力で協定


大阪大と大阪市は6日、文化、国際協力など多様な分野で連携する包括協定を締結した。今後は海外拠点の相互利用やホームページ(HP)のリンクなどを推進する。

大阪市役所で同日開かれた調印式で、宮原秀夫学長は「大阪という名を共有するパートナーとして知の基盤強化に協働で取り組み、世界に発信したい」とあいさつ。関淳一市長も「総合大学の日本の雄のひとつである阪大と協定を結ぶことができたのは大きな力になる」と話した。

連携のテーマに▽世界の中の大阪・大阪の中の世界▽「懐徳堂」の精神を21世紀へ▽「健やか」ひとづくり・まちづくり―の3点を掲げた。具体的には、市の4海外事務所と阪大の3海外オフィスを相互に活用するほか、阪大のHPを市の紹介記事にリンクさせるなどを挙げた。

また、阪大は今年10月に大阪外国語大学と統合予定で、市内に住む外国人への医療、司法通訳など言語面でのサポートも協力して進める。(了)