『読売新聞』2007年5月31日付

歴代文相・文科相、教育予算拡充を首相に要望


自民党の町村信孝・元文相ら歴代の文部科学相、文相経験者が31日、首相官邸を訪ね、14人の連名で教育予算の拡充を求める申し入れ書を安倍首相に手渡した。

2008度予算編成の骨格を示す「経済財政運営と構造改革に関する基本方針(骨太の方針)」に教育の項目を設けるよう求め、「参院選に向け、教育予算拡充の力強いメッセージを打ち出すべきだ」と主張した。

これに先立ち、森元首相、海部元首相、大島理森、鳩山邦夫、町村各氏らのほか、伊吹文科相も出席して都内で開かれた会合では、「日本の教育予算は世界的に見ても低い」「教育予算に関する首相の答弁は、(予算抑制を図る)財務省寄りだ」などの意見が出た。