『神戸新聞』2007年4月27日付

中小同友会と県立大が産学連携


兵庫県中小企業家同友会は二十六日、県立大学経営学部と産学連携の協定を結んだ。教員、経営者らの相互派遣や企業でのインターンシップ(就業体験)を希望する学生の受け入れなどで協力する。

協定に基づき、県立大は学内の施設を加盟社に開放する。また、各種の研究成果を加盟社の経営に生かし、学生や教授らが理論の有用性を検証する。加盟社への就職を促進する活動にも協力して取り組む。

同日、神戸市中央区内で開かれた同友会の定時総会で両者が協定書に調印。有効期限は二年だが、合意すれば更新する。同友会の田中信吾代表理事は「大学の力を借りて会社を元気にし、地域に貢献したい」と述べた。(大久保 斉)