『埼玉新聞』2007年4月19日付

埼玉りそな銀と埼玉大学 遺言信託・遺産整理で協定
19日締結 「大学発展基金」と連携


埼玉りそな銀行(さいたま市浦和区、川田憲治社長)は十九日、埼玉大学(田隅三生学長)と遺言信託・遺産整理業務で協力協定を締結する。これにより埼玉りそなは、埼玉大が二〇〇六年十月に教育・研究環境を充実させる目的で創設した「埼玉大学発展基金」に遺産を寄贈する希望者にりそなグループの信託機能を提供することになる。

協力協定で埼玉大は「基金」の推進につなげる。埼玉りそなが遺言信託・遺産整理業務で大学・学校法人、公益団体と提携するのは初めてという。

協定では、埼玉大が「基金」に遺贈を希望している希望者を埼玉りそなに紹介する。埼玉りそなは遺贈希望者の遺言信託・遺産整理について相談に応じ、信託業務を併営し遺言信託などを手がけているグループのりそな銀行に取り次ぐ。

埼玉りそなは二〇〇五年三月にりそな銀行の信託契約代理店として遺言信託・遺産整理の取り扱いを始めた。遺言についての事前相談、遺言書の作成・保管、遺産の調査収集、相続財産目録の作成など相続関連ニーズに対応している。

埼玉りそなと埼玉大は〇四年九月に包括的な相互協力協定を結んでおり、協定に基づき産学交流など各種活動で連携している。