『朝日新聞』2007年4月18日付

国大協の相沢会長が辞任、会長代行に小宮山・東大総長


国立大学協会の相沢益男会長(東京工業大学長)は、18日にあった同協会の理事会で辞任を申し出て承認された。「多忙のため」としている。新会長を選ぶ6月の総会まで、小宮山宏副会長(東京大総長)が会長代行を務める。

相沢氏は、途中辞任した佐々木毅元会長(東大元総長)の後を受けて05年3月に会長に就任。06年3月に再選され、東工大学長の任期が切れる今年10月まで任期を半年間残していた。相沢氏は政府の総合科学技術会議の有識者議員や、知的財産戦略本部の有識者本部員も務めている。

国立大をめぐっては、経済財政諮問会議で運営費交付金の配分に競争原理を導入することが提案されるなど、政府関係の各種会議で様々な改革案が出されている。