時事通信配信記事 2007年4月13日付

●大学への飛び級入学を推進=再生会議分科会


政府の教育再生会議(野依良治座長)は13日午前、都内のホテルで「教育再生」分科会を開き、特に優れた資質がある生徒については高校卒業前に大学への入学を認める「飛び級」制度の導入を大学側に求めていく方針でおおむね一致した。5月にまとめる第2次報告に盛り込む。

優秀な学生を多く集めることで、大学教育の質の向上を図るのが目的。飛び級入学の導入は2006年度で計6大学にとどまっている。

同日の分科会では、大学・大学院の財政基盤の強化策についても議論。寄付金に対する税制優遇措置を検討していくことを確認した。また、委員からは「消費税を教育目的税のような形で考えてはどうか」との意見も出た。