共同通信配信記事 2007年4月13日付

女性研究者12%で過去最高
大学への進出目立つ


国の研究機関や民間企業、大学などで科学技術研究に携わる女性は2006年3月末現在10万2900人(前年9万8700人)で、研究者全体の11・9%に達し、過去最高であることが13日、総務省の調べで分かった。特に大学では研究者の21・5%を占め、女性の進出ぶりが目立った。

内訳は、大学が6万3400人で最多。次いで、企業などが3万3800人、国立がんセンター研究所など国の研究機関が4600人、公益法人など非営利団体が1200人。

大学の部門別では、人文・社会科学が28・0%で最も多く、次いで自然科学が18・0%。

企業では、女性の占める割合は6・5%。産業別にみると、食品工業の25%、医薬品工業の22%、卸売業20%の順で多かった。