『毎日新聞』滋賀版2007年4月4日付

包括協定:大学活かした地域づくり 3大学と彦根市、商議所、平和堂が調印


◇公開講座、セミナーなど開催

彦根市内の滋賀、県立、聖泉の3大学と市、彦根商工会議所、市内に本部を置く中堅スーパー・平和堂が「大学を活(い)かした地域活性化のための包括協定」を締結する調印式が同市内の平和堂アル・プラザ彦根6階に開設される「大学サテライト・プラザ彦根」でこのほど行われた。サテライト・プラザは10日にオープンし、記念講演がある。

協定では、行政、地域、団体、企業が協力して「大学を活かした地域づくり」に貢献するとし、▽地域と大学の新たな連携モデルの構築▽地域と大学のシーズ・ニーズの掘り起こしに努める▽事業の企画、実施は教員力、学生力、地域力、行政力、企業力など個々の力を尊重しつつ、総合力の結実−−など5項目を掲げている。

調印式には、▽3大学の学長▽獅山向洋・彦根市長▽北村昌造・彦根商工会議所会頭▽夏原平和・平和堂社長−−が出席し、協定書に調印した。今後、公開講座やセミナー、シンポジウムなどを開くという。【松井圀夫】