『北海道新聞』2007年3月31日付

未来大、北陸大学院大と協定 来月にも 人材交流など推進


公立はこだて未来大(中島秀之学長)は四月中にも、北陸先端科学技術大学院大(石川県能美市、潮田資勝学長)と学術交流協定を結ぶ。共同研究や人材交流などを推進し、両大学の活発化につなげたい考えだ。

未来大が学術交流協定を結ぶのは四校目。国内では、昨年六月に締結した電気通信大学(東京)に続き二校目となる。

北陸先端科技大学院大は、大学院のみを持つ国内初の教育機関として一九九○年に開学。知識科学、情報科学、材料科学を専門とする三研究科に、大学院生約千人が在籍する。

四月にも未来大で調印式を行い、両大学の共通テーマである情報科学での共同研究や、大学生・院生の人材交流を推進する。中島学長は「人材の行き来があれば、両大学の文化が混ざり合う。大学全体にも学生個人にも良い影響を与えるはずだ」と期待している。(石川泰士)