時事通信配信記事 2007年3月14日付

●横浜国大と「創造都市」形成で覚書=横浜市


文化芸術創造都市の形成を目指したまちづくりを進めている横浜市は14日、同市中区の馬車道地区に大学院を今月開校する横浜国立大と「『創造都市・横浜』形成の協力に関する覚書」を締結した。

横浜国大が開校するのは、同大大学院建築都市スクール(定員1学年20人)。横浜という都市をテーマに、現代都市の特徴的問題に実践的に取り組むとともに、建築家が少人数の学生と一緒になってプロジェクトを遂行していく「スタジオ教育」によって建築家を養成する。スタジオ教育による建築家養成は全国初という。

市は、馬車道地区を創造かいわい形成の重点地区に指定しており、既に東京芸術大大学院映像研究科が開校している。横浜国大に対しても市が積極的に誘致し、同スクール開校が決まったという。

覚書の締結により、市は横浜国大の研究や教育などの活動が「創造都市」実現に寄与することとともに、他大学との連携推進、地域と密着したまちづくりなどの効果も期待している。市も横浜国大の研究・教育などに協力する。