『建通新聞』2007年3月9日付

【徳島】5月下旬にも公告 徳島大学の耐震改修


徳島大学は、文部科学省の2006年度補正予算で国立大学法人等の耐震対策事業費が確保されたことを受け、医学系総合実験研究棟(Ⅲ期)と総合教育研究棟B館の耐震改修に着手する。実施設計の進捗を見ながら、早ければ5月下旬にも公告。ともに6月ごろの着工を目指す見通し。

医学系総合実験研究棟(Ⅲ期)は、基礎学棟(鉄筋コンクリート造5階建て延べ約6170平方㍍)の東側と南側を中心に補強し、改修対象面積約4960平方㍍。補強工法は、PCaPC(プレキャストプレストレストコンクリート)のアウトフレーム工法を見込んでいる。同棟の所在地は徳島市蔵本町3丁目。実施設計は建築を教育施設研究所(広島市)が、設備をイーディーエル・エンジニアリング(大阪市)が担当している。

総合教育研究棟B館は、同館全体(鉄筋コンクリート造4階建て延べ約3140平方㍍)を改修。実施設計は建築を内藤建築事務所(京都市)が、設備を旭設備計画(大阪市)が担当しており、実施設計を詰める中で補強工法を検討する。同館の所在地は徳島市中常三島町1。ともに10カ月程度の工期を見込んでいる。