『毎日新聞』2007年3月6日付

提訴:契約解除違約金1200万円請求 山口大が損保会社を /山口


山口大学(山口市)が日本興亜損害保険(東京都文京区)を相手に、施設改修工事の契約解除に伴う違約金約1200万円の支払いを求める訴えを山口地裁に起こした。

訴状によると、山大は昨年8月、教育研究総合センターの改修工事について昭和アステック(東京都港区)と随意契約を結んだ。工事費は約1億1700万円にのぼったが同年10月になって同社は契約解除した。

契約を解除されたら請負代金の10分の1を違約金として連帯保証人の日本興亜損保に請求できると契約で定めていたが、同損保は「昭和アステックとの協議が終了するまでは応じられない」と主張。支払いの意思が感じられないとして提訴した。同損保広報部は「係争中の事案なのでコメントできない」と話した。