『毎日新聞』長崎版2007年3月3日付

長崎大:改組、教員養成に特化


長崎大は1日、08年度から教育学部の情報文化教育課程を廃止し、学校教育教員養成課程に一本化したうえ、小学校教育コースなど4コースを設置すると発表した。教員養成に特化するのが狙い。改組による学部の定員の増減はない。

設置されるコースは小学校教育コース(125人)▽中学校教育コース(70人)▽幼稚園教育コース(30人)▽特別支援教育コース(15人)。幼稚園と保育園を一体化させる「幼保一元化」の流れを受け、幼稚園教育コースでは、卒業と同時に保育士の免許も取得できるようにする。

橋本健夫・教育学部長は「団塊世代の退職などにより、教員採用の需要は回復してきている。長崎だけでなく他県や海外の日本人学校などでも活躍できる教員を養成していきたい」と話した。