『中日新聞』2007年3月4日付

LEC大静岡校が募集中止へ 市は継続含め協議


文部科学省がLEC東京リーガルマインド大学(東京都千代田区)に学校教育法に基づく改善勧告をした問題で、LEC大が二〇〇八年度から、静岡キャンパスの新入生募集をやめる申し入れを静岡市にしていたことが分かった。小嶋善吉市長が二日の定例記者会見で明らかにした。市はLEC大と継続も含めて協議している。

静岡市は、市内での企業人育成を目指し「中枢都市型企業人育成特区」として、〇四年九月にLEC大と協議書を取り交わした。LEC大は〇五年四月、静岡市葵区のペガサートに静岡キャンパスを開校。二月一日現在で総合キャリア学部に一年生十六人、二年生十一人の学生がいる。

文科省の改善勧告を受けて、LEC大は同二十三日、改善措置と全国各地のキャンパス数の削減を報告した。

小嶋市長は申し入れに対し「続けてもらいたいが、経営的に大変なのだろう」と話した。