『読売新聞』2007年2月27日付

アジア・アフリカ研究で海外4大学と連携。東京外語大(東京)


東京外国語大学(府中市)は3月7日、フランス国立東洋言語文化学院、ライデン大学(オランダ)、シンガポール国立大学人文社会学部、ロンドン大学東洋・アフリカ研究学院との5大学連携による「アジア・アフリカ研究教育コンソーシアム(共同研究体)」を設立する。

東京外語大は2005年9月、文部科学省のモデル事業の一環として国際学術戦略本部を発足させた。同本部が国際戦略の一環として発足させるのが同コンソーシアムで、世界水準での研究・教育活動を推進するため、定期的に情報交換や、研究者・大学院生ら人的な交流などを進めていく。

同大の丹羽泉助教授(宗教社会学)は「言語学、人類学、歴史学の各分野に及んだ地域文化研究における、各国で最高の研究者が連携する意味は大きい」と話している。

また、各大学の関係者が参加するコンソーシアム設立記念のシンポジウム(英語)が7日午後2時から、同大アジア・アフリカ言語文化研究所3階大会議室で開かれる。入場無料。希望者は3月1日までに同大国際学術戦略本部(TEL042・330・5931)まで申し込む。