『建通新聞』2007年2月19日付

岐阜市が岐大医学部跡地で覚書締結へ


岐阜市は、司町などにある岐阜大学医学部跡地の取得について、3月末までに大学側と覚書を交わす方針だ。大学側が総延べ床面積約7万平方bにのぼる既存施設を解体し、土壌汚染対策を行って更地化した上で市に売却する。解体工事は早ければ2007年度に着手する見通しだ。

同跡地は、司町と美江寺2丁目の敷地約3・09f。移転した岐阜大学医学部などの旧施設が残っている。07年度に旧施設の解体工事が始まり、土壌汚染対策などが順調に進めば、市が目標としている09年度の取得が現実となる。

市は跡地利用について、「にぎわいの創出」を基本コンセプトとし、施設整備方針で@市民活動・交流機能A行政機能Bまちの活力を生み出していく機能C協働社会の推進機能―を全体イメージに設定している。これを基に隣接地や周辺公共施設の集約化、複合化、民間活力の導入などさまざまな要素を含め、構想の具体化に向けて検討を重ねている。

07年度も引き続き、調査、検討を進める方針だ。