『毎日新聞』2007年2月16日付

連携協力協定:阪大、JICAと締結 国際協力、人材育成・研究で


大阪大と国際協力機構(JICA)は16日、国際協力に携わる人材育成や人道支援分野の共同研究などを目的に連携協力協定を結ぶ。大学とJICAとの同様の協定は近畿では初めて。

協定内容は、JICAがアジアやアフリカで行う教育や農業、保健などの支援プロジェクトに阪大の研究者を受け入れ、学生が就業体験するインターンシップ制度でも協力。阪大は、JICAの青年海外協力隊OBの特別入学枠を設け、JICA職員が講師となる学生や一般向けの講座を開く。期間は5年。

16日は阪大中之島センター(大阪市北区)で、宮原秀夫・阪大学長と緒方貞子・JICA理事長が調印式を行う。JICAは05年以降、大学との連携を進め、これまでに北海道大や広島大などと協定を結んでいる。【野田武】