時事通信配信記事 2007年 2月6日付

志願倍率5倍切る可能性=国公立大2次試験、少子化反映−文科省


国公立大2次試験出願最終日の6日、文部科学省は午後3時現在の集計結果を発表した。志願者数は45万6240人、倍率は4.5倍。少子化を反映して、志願倍率は4年連続低下し、1990年度のセンター試験開始以来、初めて5倍を切る可能性が高い。確定志願者数は20日に発表される。

内訳は、国立(83校)が34万7934人、公立(73校)が10万8306人。倍率は国立が4.2倍、公立は5.7倍。

学部系統別では、高い順に医・歯系5.5倍、薬・看護系5.2倍、人文・社会系5.0倍など。文科省によると、理工系(4.0倍)で下げ止まり傾向が見られるという。

センター試験の成績で門前払いする「二段階選抜」の実施を予告している国立34校119学部のうち、30校95学部で予定倍率を超過。公立では20校51学部のうち14校20学部が超えた。