『愛媛新聞』2007年1月21日付

愛媛大が付属校を再編 早ければ08年にも


愛媛大が教育学部の付属幼稚園、養護学校、小学校、中学校と農学部の付属農業高校(いずれも松山市)の再編計画を進めていることが、20日までに分かった。幼稚園から大学までの一貫教育を目指し、学部の枠を取り払い、大学の付属学校・園とする。付属農高は農業色を薄め、大学進学に、より対応できるカリキュラムに移行、校名も「愛媛大付属高校」に変更する。早ければ来年4月の実施を目指す。

再編計画によると、付属農高は総合学科を維持するが、現在設けている学習モデルの4系列「食料生産」「環境土木」「生活環境」「環境緑化」やカリキュラムを変更。国、数、英などの普通科目を増やし、愛媛大を含め大学進学に対応する。

大学の付属とすることで、各学校・園が大学の運営や経営に参画でき、予算面でも柔軟に対応できる▽小中高の総合学習の時間などで、大学のすべての学部の教員が必要に応じて指導できるようになる―などのメリットがある。