『京都新聞』2007年1月17日付

助成先6件採択 京都産学公連携機構


京都産学公連携機構は17日、本年度の「提案型産学公連携促進事業」と「文理融合・文系産学連携促進事業」の採択結果を発表した。京都府内の大学やNPO法人(特定非営利活動法人)などが中心となって進める事業計6件に総額400万円を助成する。

提案型では、京都大化学研究所の伊藤嘉昭助教授が代表を務める「お茶の未利用部位活用のための、京都発信・茶葉分析プロジェクト」と、倫理性の高い企業活動モデルの発信を目指す府グリーンベンチャー研究交流会(井上喬代表幹事)が中心となって推進する「企業の社会的責任マネジメントシステムの創出」の2件にそれぞれ100万円を助成する。

また文理融合・文系では、看護師の臨床判断能力の向上に取り組む「臨床教育支援システム研究会」(代表・岡崎美智子京都橘大看護学部教授)▽中小企業を支援する「京都ものづくり中小企業の縁むすび事業研究会」(代表・辻田素子龍谷大経済学部助教授)▽食材として認知されていない動植物の食材への応用の可能性を探る「野食研究会」(代表・柴田有三NPO法人KGC理事長)▽障害者の就労援助を通した京都活性化プログラムの開発を目指す「京都学生ジョブコーチ研究会」(代表・望月昭立命館大人間科学研究所長)−の4件を選び、それぞれ50万円を助成する。