『毎日新聞』2007年 1月17日付

下関市立大:学長選考に異議、市民団体が要望書 /山口


下関市立大の独立行政法人化後最初の学長が、教授会の意向投票で少数だった坂本紘二教授に内定したことに対し、市民団体が16日、学長選考のやり直しを求める要望書を江島潔市長と法人化準備委員会委員長の山村重彰副市長あてに提出した。

選考に異議を訴えたのは、市民約15人で数日前に結成した「下関市立大学学長の選考を考える会」。教授会の意向投票で堀内隆治・現学長が26票、坂本教授が24票だったが、選考小委員会の審査で坂本教授が選ばれた。このため、占部弘代表(68)は「極めて明確に投票結果が覆されており、恣意(しい)的に審査された気がする」と述べた。