『毎日新聞』北九州版2007年1月12日付

九工大:地場3社と包括的連携 共同研究や技術者交流推進


九州工業大(戸畑区)は11日、市内の中小企業3社と包括的な連携推進協定を結んだ。共同研究や技術者交流、学生のインターンシップ受け入れなどを進める。

協定を結んだのはソフトウエア開発のエーエスエー・システムズ(麻上俊泰社長)▽大光炉材(小林滉社長)▽大喜工業(野田秀樹社長)−−の3社。地場企業との産学連携はこれまで研究者レベルの交流が中心だったが、協定で組織的な対応が可能になるという。

下村輝夫学長は「各社の技術と、本学の研究成果それぞれの強みを生かして、地域企業の基盤技術発展に寄与したい」と強調した。また大光炉材の小林社長は「力を合わせて北九州発の新商品開発に取り組み、人材育成の手助けができればと思う」と話した。

同大はすでに三菱重工や安川電機など大手4社と包括連携協定を結んでいる。【古川修司】