『毎日新聞』北海道版2007年1月1日付

寄付講座:JR北海道とJR東日本、北大大学院に 4月から共同開設


JR北海道はJR東日本と共同で4月から北海道大学大学院に寄付講座「観光地域マネジメント講座」(仮称)を開設する。

講座は同大学院の国際広報メディア・観光学院内に4月に新設する「観光創造専攻」内に置く。観光を核とした地域再生プログラムに必要な産学官の連携や、優れた観光地づくりのデザイン手法などを主な研究のテーマとして、成果を地域全体に還元する。

講座開設期間は5年。JR北海道が年間500万円、JR東日本が同2500万円を負担する。両社は96年度から「雪氷工学」「寒冷地工学」などの寄付講座を設置している。観光をテーマにするのは初めて。

JR北海道は大学院の社会人特別選抜枠を活用して社員一人を寄付講座の修士課程(2年間)に入学させる予定。【斎藤誠】