『福井新聞』2006年12月28日付

県立大 初代理事長に石井氏(前出納長)


来年4月に法人化する県立大の初代理事長について、西川知事は27日の年末会見で、前出納長で県信用保証協会理事長の石井佳治氏(65)を予定者として決定したと明らかにした。来年4月1日、正式に知事が任命し就任する。任期は3年。

人選理由について知事は「人格、識見、実務能力にすぐれている」とし、「理事長として重要な仕事をやっていただくことになる」と述べた。

県立大は大学に経営の視点を取り入れ、時代の要請や地域のニーズに合った大学改革の一貫として法人化される。理事長と学長を分離。理事長は最高責任者との位置付けで、大学の運営、経営面に携わる。石井氏は当面、県が策定する6年間の中期目標について意見を述べるほか、学長(副理事長)や理事の選任作業に入り、4月1日に任命する。