『北海道新聞』2006年12月27日付

室工大と包括連携 室蘭、伊達、登別3市が協定


【室蘭】室蘭工大(松岡健一学長)と室蘭、登別、伊達の三市は二十七日、研
究成果の事業化などで協力する包括連携協定を締結した。

連携の内容は観光振興や防災対策、医療の向上など八分野。防災マップ作
製のためのデータ共有、医療や福祉の現場での研究技術の活用などが考え
られている。今後、関係者による協議会で、具体的な内容を検討する。

同日、室工大で調印式が行われ、三市の代表と松岡学長が調印書にサイン
した。室蘭市の新宮正志市長は「地域の総合力を結集して、三市のまちづくり
を進めましょう」と期待。松岡学長は「自然環境対策や文化の創造の分野で協
力できるよう頑張りたい」と述べた。

包括連携協定は、大学と金融機関や企業が結ぶのが一般的で、地方自治体
と締結するのは珍しい。