『日刊工業新聞』2006年12月26日付

浜松ホトニクス、浜松医科大と光の医学応用で包括提携


【浜松】浜松ホトニクスは25日、浜松医科大学(静岡県浜松市)と光の医学
応用に関する包括的な技術交流契約を結んだと発表した。両者はこれまで
個別の共同研究で実績があるが、包括提携により横断的な研究が可能に
なり、開発スピードも高まる。同日の調印式で晝馬輝夫浜松ホトニクス会長
兼社長は「人がマネでない独自の境地を切り開きたい」と提携の狙いを語っ
た。

浜松ホトニクスが医療分野で大学と包括提携するのは初めて。今後は「光と
物質との相互作用」を基本テーマに、総合的な人的、技術交流を深める。知
的財産の一括管理も可能になる。寺尾俊彦浜松医科大学長は「光の医学応
用における世界的拠点を目指す」と意気込む。