『琉球新報』2006年12月21日付 自民党沖振委「北部振興を確保」 自民党沖縄振興委員会(山崎拓委員長)と大学院大学に関する小委員会(嘉数 知賢委員長)の合同会議が20日午後、党本部で開かれ、財務省が内閣府沖縄 担当部局に内示した2007年度沖縄関係予算案を説明した。 高市早苗沖縄担当相は「(07年度の)北部振興も要求通り確保できた。06年度 の2次配分も年内に決め、着実に取り組みを進める」と表明。「IT(情報技術)津梁 (しんりょう)パークなど情報産業振興で未内示のものがあり、今後の産業政策に 必要なので、復活へ向け(各委員が)力添えしてほしい」と呼び掛けた。 冒頭、山崎委員長は「自立型経済構築は仲井真(弘多)知事の公約であり、(予 算確保へ)しっかり頑張り、県民の期待に応えたい」とあいさつ。嘉数委員長も 「大学院大学は順調だ。07年度はいよいよキャンパス建設が始まる。着実に進 むよう協力してほしい」と述べた。 会議に初参加した仲井真知事は「(全般に)よくまとめてもらった」と評価しつつ、 「IT関連事業はみんなが期待していたが抜け落ちた。ぜひ復活をお願いしたい」 と述べた。 |