『毎日新聞』千葉版2006年12月17日付

改正教育基本法:成立に抗議声明−−県高教組


教育目標に「愛国心」を盛った改正教育基本法が可決・成立したのを受けて、
県高等学校教職員組合(佐久間美弥子委員長)は強行採決に対する抗議声明を
発表した。

声明によると、いじめ・自殺や未履修問題は、生徒や教職員が競争や評価にが
んじがらめに縛られ、協力・協調の人間関係を断ち切られている事態の中から
表面化しているものだと主張。「タウンミーティングでの『やらせ』という世
論誘導により正当化した改正基本法は、この事態を改善するのではなく、矛盾
をより深刻化するものだ」と訴えている。【中川紗矢子】