『四国新聞』2006年12月14日付

大学と連携強化、知的資源を有効活用−高松市長


高松市の十二月定例議会は十三日、本会議を続開、七氏が一般質問に立った。
増田市長は、大学の人的、知的資源の有効活用を目指し、今後、地元大学との連
携を強化する考えを示した。

市は二〇〇五年度から、州都誘致を視野に、香川県と香川大との三者で拠点性の
高いまちづくりについて調査研究する「広域拠点あり方検討委員会」を設置。〇八年
度スタートの新総合計画の策定について市民の立場で考える「高松まちづくり百人
委員会」にも香川大大学院教授をアドバイザーとして迎えるなど、大学との連携を深
めている。

こうした大学との結びつきを契機とし、増田市長は「まちづくりにおいて大学の持つ人
的、知的資源との効果的な連携を図り、相互に活用する取り組みが必要」との見解を
示し、「今後とも大学と効果的な連携を図っていく」と官学連携を強化する考えを表明
した。

一方、定住人口の増加や若者の定着の観点から、「新総合計画の中で(大学をはじ
めとする)高等教育機関の誘致や機能拡充策を検討する」と述べた。