『毎日新聞』鳥取版2006年12月10日付

教育基本法改正:県教組、高教組が座り込み 「改悪」阻止訴え−−鳥取


「教育基本法の改悪阻止」を訴える県教組と県高教組は9日正午、JR鳥取駅
前の風紋広場で座り込みを始めた。11日正午までの48時間にわたり、延べ
50人がリレー方式で続ける。参加者は「座り込みを通して法を考えるきっかけ
になれば」と話している。

同法の改正案が近く国会で成立する見込みだが、高教組の島田幹夫・東部支
部書記長(42)は「国の求める子どもの育成、国に従順な教職員の育成に重点
を置いたもの」としたうえで、「国のためではなく、子どもたち一人一人のための
教育を実践したい」と決意表明。雨の振る中、組合員らは「行政の教育介入反
対」「愛国心の強制反対」などと訴え、座り込みを続けた。【山下貴史】