時事通信配信記事 2006年12月7日付

8日の参院委採決を提案=野党は反対−教基法改正案


自民党の矢野哲朗参院国対委員長は7日午後、民主党の郡司彰参院国対委員長と
会談し、教育基本法改正案について、(1)8日の参院特別委員会で安倍晋三首相が出
席して締めくくり総括質疑と採決(2)11日か13日の本会議で採決−とする日程を提案し
た。これに対し、郡司氏は中央公聴会と3度目となる参考人質疑の開催が前提と主張し
て採決に反対し、協議は平行線をたどっている。

この後、参院の野党4党は7日夕の国対委員長会談で早期採決に反対する方針を確認
した。ただ、与党は15日までの今国会の会期を1週間程度延長することも検討しており、
同案の成立は動かない情勢だ。