ロイター通信配信記事 2006年12月6日付

会期延長については国会に任せている=安倍首相


[東京 6日 ロイター] 安倍晋三首相は6日、教育基本法改正案成立のた
めに今国会の会期を延長する考えがあるかどうかについて「教育基本法改
正の審議は、大変中身の濃い、広く深い議論をしてもらっている。今国会で
の速やかな成立を目指していきたい」としたうえで「会期は国会に任せてい
る」と述べた。官邸で記者団に対して述べた。

 道路特定財源の一般財源化については「何回も申し上げている通り、揮
発油税を含めた道路財源全体を一般財源化していく、という基本的な方針
は変わらない」と語った。

 自民党に示した政府案は骨抜きではないかとの指摘について、安倍首相
は「どこが骨抜きになっているのか。私が言っている原則に則って政府が考
え方をまとめ、党に諮っているところ」と語気を強めた。

 塩崎官房長官は午後、自民党の「道路特定財源見直しプロジェクトチーム」
の会合に出席し、必要な道路整備を計画的に進めることや、道路特定財源
全体の仕組みについて2008年の通常国会で法改正を行うことなどを盛り
込んだ政府案を提示した。