『北海道新聞』2006年12月1日付

北星女子中高あて中傷メール相次ぐ 教基法改正案に反対「何教えてる」


在校生が、教育基本法改正案に反対する意見書を安倍晋三首相に送った北星学
園女子中高(浅里慎也校長、札幌市中央区)に対し、同校や教諭を非難、中傷す
る複数のメールやファクスが届いていたことが30日、分かった。

同校によると、生徒たちの意見書送付が報道された11月17日からの数日間で、
「おまえら何を教えてるんだ」「偏向教育だ」などと学校を非難するメールとファクス
が計10通、電話が数件あった。

一方、「自主的な取り組みに感動した」など生徒の行動を支援する激励のメールや
手紙も十数件あったという。

札幌弁護士会(藤本明会長)は30日、中傷メールの送り主らに「子供たちの成長発
達する権利を奪うもので、強く非難されるべきだ」との声明を出し、法改正反対の声
明とともに首相あてに1日に郵送する。