『毎日新聞』2006年12月1日付 鳥取大:来春、大学院に「地域学研究科」を新設 人材育成に重点を置く /鳥取 鳥取大大学院に来年4月、修士課程の「地域学研究科」(定員30人)が新設 されることが30日、決まった。学士課程の「教育地域科学部」を04年4月、 「地域学部」に改組したことに伴う設置で、現在の修士課程「教育学研究科」 (定員42人)は、在籍中の約70人が卒業する08年ごろをめどに廃止される。 同大は今年6月30日、文部科学省に大学院の設置計画を提出し、大学設置・ 学校法人審議会が30日、設置を認めた。新設される研究科は「地域創造」( 同15人)と「地域教育」(同)の二つの専攻からなる。学部や他大学、社会人 から学生を近く募集するが、要項などは未定。 同大によると、学部改組は教員養成から幅広く地域の発展に尽くす人材の育 成に重点を移す措置で、修士課程でも「地域づくりに情熱を持ち、地域学の専 門性を身に付けたスペシャリスト」を育てる必要性があり、新しい研究科設置 に踏み切ったという。将来的には、博士課程の設置も見据えている。【松本杏】 |