『毎日新聞』2006年12月1日付 小樽商科大:来年度から初の博士課程を設置 大学院現代商学専攻に /北海道 小樽商科大大学院現代商学専攻に来年4月から博士課程(3年)が設置される。 同大は1911年創立の単科大学で、博士課程導入は初。商学の博士課程も国 公私立を含めて道内で初めて。 カリキュラムはマーケティングや流通、経済学などがあり、計18人の教授らが指 導に当たる。そのほか、研究分野ごとに1人に2人の指導教官がつく。修士課程 (2年)は70年に旧経営管理専攻を設置したが、研究者を目指す学生に一貫して 同大で学ばせられないことが課題だった。秋山義昭学長は「これまでの博士課程 は1人の研究者から指導を受ける徒弟制度が主流だった。本学は研究者として偏 りのない知識を持った人材の育成を目指す」と話している。 定員は3人。学位の種類を問わず、理系出身者でも受験できる。募集要項配布は 12月6日からで、出願受け付けは来年1月5〜18日。入学試験日は同2月10日、 11日。問い合わせは同大入試課(0134・27・5253)。【和田浩幸】 |