『JANJAN』2006年11月30日付

教育基本法「改悪」阻止で大阪でも緊急集会


11月16日午後、与党が衆議院本会議で教育基本法の改正案を単独で採決を
強行したことに、反対する緊急集会「教育基本法の改悪をとめよう! 11.26関
西集会」が11月26日、大阪市北区の扇町公園で開かれた。各団体や個人のア
ピールなどが紹介され、同法の「改悪」阻止を訴える抗議デモなどを行った。

 あいにくの雨天だったが、約400人が集まり、歌手、趙博さんがオープニングで
コリアタウンの情景などを謳い込んだ「橋」を披露。続いて「教育を国家の道具にし
ないために、子どもたちを市場の売り物にしないために、教育基本法改悪を阻止し
よう」などの緊急アピールを採択して街頭デモに移り、扇町公園からターミナルの梅
田まで行進した。

 主催した11.26関西集会実行委員会は「労働組合の動員を伴わない市民運動
の集まりとしては満足できる参加数だった」と成果を強調、今後も改悪反対運動を
幅広く盛り上げ、廃案に追い込むための活動を続ける、としている。

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 集会に参加した歌手、趙博さんらが出演する「唄うキネマ 砂の器」が12月11日
(月)午後7時から、大阪市北区神山町のRainDogs(レインドッグス)で開かれる。松
本清張が、ハンセン病に対する差別ゆえに故郷を捨てなければならなかった親子を
描いた小説、「砂の器」を趙さんの唄とピアノ生演奏で公演する。

 問合せはメール:info@fanto.orgかファクス06−6731−1699まで。

趙博さんホームページ

(山本ケイ)