『しんぶん赤旗』2006年11月30日付 教育基本法 大義は国民に 参院で改悪案葬り去ろう 東京で集会 「憲法 教育基本法を守れ」の大きな文字の飾られた東京・日比谷野外音楽堂 に二千五百人の唱和が響きわたりました。 参院特別委員会で採決の動きが強まるなか、二十九日に開かれた「教育基本 法改悪法案の強行を許すな 中央集会」。 開会一時間前から座っていた群馬県高崎市の女性(67)は、「また強行なんて 許せない。今日の行動で自分たちの力で国会の動きも変えられると確信しまし た」。 「富山でも運動を積み重ね、世論を動かしてきたと実感しています。さらに頑張っ て採決強行はさせない」と富山の女性(42)。 あいさつした全労連の坂内三夫議長は「私たちの運動でぎりぎりの攻防が続 いている。与党が圧倒的議席を持っていても国民の力で必ず葬り去ろう」と訴 えました。 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、いじめ、未履修、やらせ事件などどの 問題も参院での審議はこれからであり、法案の危険性もいっそう明らかだと批 判し、「国民多数の声も大義もわれにある」と訴えました。 雑誌『世界』編集長の岡本厚氏、弁護士の津田玄児氏があいさつ。各界代表 が決意表明し、国会へ向けてデモ行進しました。教育基本法改悪を許さない各 界連絡会、「教育基本法改悪反対大集会in東京」実行委員会、教育基本法全 国ネットワークが主催しました。 |