『毎日新聞』青森版2006年11月26日付

官学連携:弘前大、県と包括連携協定 活性化向け、自治体と3例目


官学連携で地域活性化を進めようと県と弘前大は25日、包括連携に関する協
定を結んだ。弘前大が自治体と連携協定を締結するのは鰺ケ沢町と弘前市に
次いで3例目となる。

協定によると、両者は▽教育・研究▽産業・雇用▽医療・健康▽環境・エネル
ギー−−など多分野で連携を深め、活力ある地域社会の形成に寄与していく
としている。

同日、弘前大で協定書に調印した遠藤正彦学長は「旧国立大は従来、地域と
疎遠だった。(独立行政法人化された)国立大学法人として、県の発展に協力
したい」。三村申吾知事は「技術開発や産業振興の他、医療現場を支える人材
確保でも連携を図りたい」と抱負を述べた。【太田圭介】