『陸奥新報』2006年11月24日付

教育基本法改正反対で県民集会/青森
講演後、シュプレヒコール上げデモ行進


第5回教育基本法を守る県民集会(憲法を守る県民の会、日教組青森、日教組
高校青森主催)が23日、青森市文化会館で開かれた。

会には教職員ら約200人が出席。同会の金沢茂代表らが「国と子供たちの未来
のため、今こそ反対の声を上げるべき」とあいさつした。

続いて日教組本部の西中幸子・教文局長が「教育基本法を生かすことと国会審
議」と題して講演を行った。西中局長は講演で「『教育は学校・社会・家庭で連携
する義務があるが、濃淡はある』という与党の国会答弁は『わが国と郷土を愛す
る態度』などの徳目を守ることが義務化される恐れがある」と指摘。

さらに「国民が納得できる具体的な改正理由が1度も答弁されておらず、国民が
納得できるまで国会審議はするべきでない」と訴えた講演後、出席者が「憲法改
悪反対」を訴えるシュプレヒコールを上げデモ行進した。