『毎日新聞』京都版2006年11月16日付

教育基本法改正:京都府民会議、改正案可決に街頭で抗議


教育基本法改正案が15日夕、衆院特別委で野党欠席のまま与党の賛成多数で
可決されたのを受け、京教組や京都総評などによる「子ども教育・文化を守る京都
府民会議」の約20人が、下京区・四条河原町で抗議の街頭活動を繰り広げた。

メンバーは「改正案は愛国心の強制が盛り込まれ、教育に国や行政が介入する重
大な憲法違反。慎重な審議を望み与党に抗議する」などと、改正反対を訴えるチラ
シを配布。併せて同日、「政府案の危険な本質が周知されるまでの強行を狙ったも
の」などとする声明を出した。

京教組の梶川憲書記長は「子どもの未来にかかわる根本的な法律を、時間をかけ
ず与党のみで採決するのは説明できない。今後も廃案を目指し活動する」と語った。【小川信】