『福島民報』2006年11月2日付

歴代の福大学長が反対/教育基本法改正


 今国会で審議中の教育基本法改正案をめぐり、福島大の歴代学長6人は1日、
連名で政府の改正案に反対するアピールを出した。

 アピールは元学長の臼井嘉一氏や吉原泰助氏、星埜惇氏、篠笥憲爾氏、山田
舜氏、渡辺源次郎氏の連名。「教育基本法の性急な改正を危ぶむ」と題し、「改正
案は教育の目標として愛国心を含む国定の『徳目』を掲げ、教育への国家や行政
の介入を許容する内容。教育の本来あるべき姿と掛け離れており、性急な改正に
危ぐの念を表明する」としている。

 アピールは臼井氏と篠笥氏が県庁で記者会見して発表した。