『沖縄タイムス』2006年11月1日付

教基法「改悪」教職員ら訴え/1500人国際通りデモ


 「教育基本法改悪を許さない沖縄県集会」(主催・沖縄平和運動センター、
沖教組、高教組)が三十一日、那覇市の県庁前県民広場で開かれた。教職
員や労組関係者ら約千五百人(主催者発表)が「教育基本法を守ろう」「教え
子を再び戦場に送るな」などと気勢を上げ、国際通りをデモ行進した。

 沖教組の大浜敏夫委員長は「政府は国家に従順な人間を育て、戦争ができ
る国造りをもくろんでいる。掛け替えのない子どもたちを国にささげるような過ち
は二度と犯さない」と決意表明した。

 高教組の松田寛委員長は「現場の教員は子どもと向き合う時間を奪われ、子
どもたちは過度の競争に駆り立てられている。教基法をなおざりにし、教育を荒
廃させた文科省こそが批判されるべきだ」と訴えた。