『京都新聞』2006年10月31日付

大学の教育や技術 幅広く連携
滋賀、3工業高と龍谷大が覚書締結


 彦根、八幡、瀬田の3工業高と龍谷大理工学部(滋賀県大津市)は30日、高大
連携に関する覚書を締結した。今後、高大連携運営会議を設置し、各高生徒を対
象にした大学での特別講義や大学図書館の開放、各高教諭に対する大学での
技術研修などを行う。

 産業構造の変化や科学技術の高度化などに伴い、技術者教育の重要性が高
まっている。すでに同大学の一部の教員が、3工高で個別に特別授業をしている
が、本格的に幅広く連携するため、覚書を締結した。

 この日は、龍谷大の四ツ谷晶二理工学部長、彦根工業高の田中齊校長、八幡
工高の平野勝美校長、瀬田工高の富田眞校長らが出席した。

 彦根工高の田中校長は「最新の技術を学ぶことは、生徒だけでなく教職員にとっ
ても重要。大学の教育や技術に関するノウハウを得ることは工業高の活性化に
つながる」と語った。