『毎日新聞』北九州版 2006年10月23日付

教育基本法改正:どう考えますか−−小倉駅前でシール投票 /福岡

 ◇「変えない」152人、「変える」83人

 国会で審議中の教育基本法の改正について市民の意見を聞くシール投票が2
2日、小倉北区のJR小倉駅前であった。「変える方がいい」「変えない方が
いい」「わからない」の三択でボードに赤いシールを張り、変えない方がいい
152人▽変える方がいい83人▽分からない68人――という結果になった。

 投票は11月11日まで全国各地で実施し、投票結果は首相や文科相、衆参
両院議長に届けられる。北九州では「子どもたちの未来をそこねる教科書に反
対! 北九州ネットワーク」が、JR黒崎駅前(28日)や門司港レトロ地区
(11月4日)でも予定。同ネットワークの野口千恵子・共同代表は「市民に
知らされないまま法改正が進んでいる。多くの人に関心を持ってもらいたい」
と話した。

 改正賛成に投票した男性(16)は「ゆとり教育はないほうがいい。学力が
どんどん低下している」。改正反対の女性(70)は「自分たちが受けてきた
教育がいいと思う」と話していた。【太田誠一】