『毎日新聞』山形版 2006年10月12日付 県立大検討委:「法人化が適当」 報告書まとめる /山形 県立米沢女子短期大学と県立保健医療大学の独立行政法人化を協議する「県 立大学法人化検討会議」(議長・日野雅夫副知事)が11日開かれ、「法人化 が適当」との報告書をまとめた。今月中にも斎藤弘知事に提出し、県は年内に も結論を出す見通し。 報告書は、県立大の法人化によって、計画的な事業展開と運営の透明化▽責 任ある執行体制の確立▽新規事業への迅速な対応が可能−−などとメリットを 提示した。会議では「外部資金獲得は難しい」(遠藤恵子・米沢女子短大学 長)、「自己資金獲得が強調されては、お金もうけに走らされる」(小林俊一・ 公立大学法人秋田県立大学理事長)などの意見が出された。 今後、法人化が決まった場合、両大学と県職員による準備委員会が設置され、 定款の作成、権限の決定、財務会計制度の整備が進められる。【辻本貴洋】 |