文献紹介

書 名 世界のどこにもない大学 首都大学東京黒書
著 者 都立の大学を考える都民の会
発 行 花伝社
本体価格 1600円
ISBN 4-7634-0477-6 C0036 Y1600E
発行年月日 2006年9月25日
体 裁 四六判上製
頁 数 184頁
内 容 「こんな大学はないぞ! 世界には」(石原都知事)

開学1年半を経て、《首都大学東京》は危機的状況にある。
教員の大量流出、教育条件・研究環境の解体……
しかし、本当の危機は、今回の「改革」が成功したというイメージで語られ、社会が問題関心を失っていくことにこそある……
《首都大学東京》はいまどうなっているか?

改革=大学破壊の一部始終
目 次
はじめに 3
第1章 首都大学東京の虚像と実像 9
 第1節 新大学の教育と研究 9
  1 教育環境 11
  2 研究環境 30
 第2節 新大学と教員 35
 第3節 首都大の組織と運営 40
  1 組織 40
  2 運営 50
 第4節 教員の人事・身分制度と労働条件 57
第2章 東京都による大学「改革」の経緯 67
 第1節 「八・一」以前と「新大学構想」 68
 第2節 「トップダウン」手法と反発 72
 第3節 設置申請をめぐって 87
 第4節 「改革」をめぐる責任の所在 106
第3章 都立の大学「改革」の背景 113
 第1節 石原都政と大学 113
 第2節 産業政策への従属 117
 第3節 石原型NPMの手法 119
第4章 「二一世紀の公立大学」とはどうあるべきか? 129
 第1節 東京都立の大学とは何だったのか 130
 第2節 二一世紀の大学像をどのように見通すか〔座談会〕 138
 第3節 まとめ──座談会を受けて 159
あとがき 175
著者紹介
都立の大学を考える都民の会
東京都による都立の大学「改革」の進め方に憂慮する都民・市民が集まって、
2003年11月1日に設立。以来、都立4大学の教員・職員・学生・院生、多くの
OB・OG、さらには全国の国公私立の大学関係者と連携して、東京都の横暴
な「改革」に対して、粘り強く運動を進めてきた。
HP http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Lounge/3113/
メールアドレス ganbare_toritudai@yahoo.co.jp